自らを制限して自由になる方法
制限や抑制という言葉を聞くと、人はどうしても不自由なイメージを持ってしまいます。
ですが、不自由なイメージを持つ制限や抑制は自分の受け取り方や使い方によって不自由にも自由にもなるのです。
というのも、制限や抑制は他人よってもたらされることでただ自分の自由を奪ってしまう枷になってしまいますが、自分でに制限や抑制を自らに課すことで、それは「芯」や「価値観」と呼ばれ、その姿を見たほかの人たちからは「一本筋が通っている人だ」や「自分を律することができる理性のある人だ」と思われるようになるでしょう。
もちろん、その「芯」や「価値観」を他人に押付けた瞬間にその人にとっては枷になってしまうので、そのような行為は控えるようにしましょう。
それはともかく、自身に「芯」や「価値観」を持つことで得られるメリットはほかにもあります。
まずは、同じような「芯」や「価値観」を持っている人と友好関係を結べるようになるでしょう、自身の「芯」や「価値観」が立派なものであるほど深い関係になれるようになります。
何故かと言うと、人は自分と類似した存在に心惹かれるようにデザインされているからです、さらにいえば、より狭く深い類似性には磁石のように強く心惹かれてしまいます。
例えば、とてもマイナーなスポーツが好きな人は同じくマイナーなスポーツが好きな人ととても強い友好関係を築こうとします。
このように、人は類似する人間と友好関係を築こうとするようにできているのです。
更には、自分の「芯」や「価値観」持っていることで自分に自信が付き、アイデンティティが変わることで望ましい行動が増えて、自身の能力だけでなく人間的にもさらに成長することができたり、更に周囲の人が自身の性格や特性を望ましいものだと認めてくれるようになったりと様々なメリットがあるのです。
ですが、自分に「芯」や「価値観」を与えることは自分の内面を変えるということです、もちろん容易な道ではありません。
しかし、習慣化の技術を使えば簡単にとは行かずとも難しくはなくなります、しっかりと習慣化してしまえばあとは継続するだけなのですから。
あなたがもし「周囲の人に認められるような人間になりたい」や「自分を成長させたい」、「人生の選択を自分で行いたい」、「自由に生きたい」と思っているならここで学び実行することでそれらの望みを実現できるようになるでしょう。
それでは最初のステップとして、この記事で思う存分に学び、自身の血肉として、有効活用してください。
「芯」、「価値観」の育てかた
芯や価値観(以降は価値観と統一します)は主に強烈な体験や行動で形成されます。
ですので、自分の価値観を形成するには、強烈な体験をするか行動をしていくしかありません。
ここでは、行動による形成方法をお教えします。
もちろん、強烈な体験による形成も悪いものではありません、しかしリスクが高く、一瞬で良い価値観が形成されることもあれば、トラウマが形成されてしまうこともあるでしょう。
ですが、旅行による強烈な体験は比較的リスクが低く良い体験となることが多いと思います、もし体験による形成をしたいのであれば旅は良い手段であるでしょう。
話を戻しますが、行動による形成は時間はかかりますが自分の狙った価値観を育てるのに有効であると言えます。
というのも、自分の目的に沿った行動をすれば良いからです。
例えば、「道徳心のある人間だと思われたい」のであれば、一日一回人を助ける、人と接する時は笑顔で、しかし望ましくない行動を他の人がとった時は諭す、などの行動をすることで「道徳心」という価値観は育まれていくでしょう。
このように、行動による価値観の形成は自分のコントロールできる範囲が大きいのです。
では、どのような行動を取ればより効率よく価値観を形成することが出来るのでしょう?
行動の順序としてそれぞれ、
- 「身につけたい価値観を決めてどのような行動をすれば良いか決める」
- 「その行動を大袈裟なほど小さくする」
- 「行動したあとは自分を褒めてその行動の大きさを調整する」
の3ステップで構成されています。
それぞれ、「方向性の決定」、「計画」「実行と調節」という役割を担っています。
この3ステップをふむことでより確実に価値観を形成することができますよ。
ではまず、「方向性の決定」からお教えします。
この「方向性の決定」をしっかりこなさなければ、全く意味の無い行動に時間を取られてしまう事になります、気を抜かずに行うようにしてください。
方向性の決定では
- 身につけたい価値観を決める
- 価値観を育てるための行動を10個考える
- 特に価値観を育てるのに役立つ行動を3個選んで丸をつける
- 特に実行するのが簡単な行動を3つ選んで星マークをつける
- 丸と星マークがついている行動をやるべき
というふうに決めていきます。
丸と星両方が着いた行動がなかった場合は、実行しにくい行動を実行しやすくするにはどうすればいいか考えたり、価値観を形成するのに役に立たなかった行動に対してより価値観を形成するにはどうすれば良いかを考えたりすることで解決することができます。
このステップによって、どんな行動をすれば良いのかがわかりました、次は価値観の形成の「計画」へと移りましょう。
「計画」では、「方向性の決定」で決めた行動をどのように継続できるようにすれば良いのか考えていきます。
どれだけ小さくするのかについての目安は、「自分が毎日出来ると思っている行動より3段階小さく」するようにいてください。
何が起こっても、どんなとこにいても、行動できる、という状態が理想となります。
コツとしては、こちらの記事に書いているので読んでみてください。
それでは、毎日実行できるほど行動を小さくすることができました、次はとうとう「実行と調節」に移っていきます。
最後のステップである「実行と調節」では、実際に行動して、達成出来たら自分を褒めて、慣れてきたら徐々に行動を大きくしていきます。
このステップを継続できれば、必ず価値観の形成ができるでしょう。
実際に行動し、行動の大きさを調整することに関しては個人差が大きくこれといったコツはありません。
ですが、ひとつ言えることは、一度行動を大きくしすぎて継続が途切れてしまっても、もう一度行動を小さくして始めればいいだけです、その都度学びながら、諦めずに継続していきましょう。
また、自信を褒めることに何の効果があるのかと思われるかもしれません、ですが褒めるという行為はとても大きなメリットが存在します、行動を実行できたら、必ず自分を褒めるようにしてください。
褒めることに関する記事はこちらです、より詳しく知りたい方はぜひご覧下さい。
後書き
いかがでしたでしょうか?
今回は「芯」や「価値観」の形成について書かせて頂きました。
価値観の形成をすることで、自身が成長し、人生をコントロールして自由に生きることができるようになるだけでなく、優秀な人たちと友好関係を築けたり、友好関係を築いた人たちに良い評価を貰ったりすることができるようになります。
皆さんも良い価値観を形成して、より良い人生を歩んでください!
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